「平和を紡ぐ1000人の女性」写真展 in 越谷」の報告これは「2005年ノーベル平和賞に1000人の女性を」という趣旨で、スイスで始まったプロジェクトである。残念ながら受賞には至らなかったが、JEEからは日本のNGO活動の先駆者として、環境活動や消費者問題等に取り組んで来られた野村かつ子さんを推薦した。 その後JEEでは、スイスから1000人の女性の写真カードや本を取り寄せ、資料を集め、これまで数か所で写真展をし、他団体への貸し出しを合わせると17か所で開いたことになる。京都をはじめ、東日本大震災で被害を受けた石巻市でも開催されるなど、多くの人に希望と勇気を与え続けている。 今回は2月下旬から2週間余り、埼玉県の越谷市市長公室人権課・男女共同参画推進課と越谷市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」による、国際女性デーに合わせての展示が、越谷市役所ロビーと「ほっと越谷」2か所で同時開催された。展示を見せていただいたが、1000人の女性たちの写真は、何度見ても素晴らしく、写真の奥から出ているエネルギーに圧倒された。一人一人が自然保護を、人権を、男女平等を、伝統文化をとそれぞれの問題を草の根運動として戦っておられる姿だ。今回の担当者からは、ハワイでは白人によって一度消滅させかけられた文化を復興するために、多くのハワイ人女性が戦っていることを知らされた。これまで私が意識していなかった女性だったので説明に耳を傾けた。このように開催するたびに1000人の女性の活動を新たに知っていくことは、何にもまして大きな喜びである。 野村かつ子さんはすでに他界されたが、天国からもハイムーンTシャツを着て、JEEの活動を評価し、見守っていて下さることだろう。彼女を懐かしく思い出しながら、よりよきJEEの活動に思いを馳せた。最後になりましたが、越谷市のご担当の方々にはお世話になりお礼申し上げます。 (事務局) |