Japan Environmental Exchange

「お魚手開きワークショップ」活動報告

会員 山上公実


 2月14日、J.E.E.の協力を得て事務所にて子供も大人も学べる「お魚手開きワークショップ」を開催しました。子供、大人それぞれ半々、合計10名がご参加下さり、終始賑やかな楽しい会となりました。
 内容は、まずイワシの説明から始まり、カタクチイワシ・マイワシ・煮干し・ちりめんじゃこを実際見てもらい、その特徴を知ってもらいました。次に、マイワシの手開きの仕方を見てもらい、1人につき6〜7尾手開きしてもらいました。今までほとんど魚を触ったことがない子供がほとんどで、おそるおそる手にとって「気持ち悪い・・」「ぬるぬるする・・」と口々に。包丁を使わずイワシを頭から落として、骨を取って・・・慣れない手つきで作業は始まりましたが、最後の1尾にとりかかるころにはすっかり慣れたご様子。
 手開きをしたイワシはすり鉢でつみれにして、具だくさんのいりこだしでつみれ汁にし、あつあつご飯と共にいただきました。
・・・「最近の子供は魚離れしている。」とはよく耳にしますが、決して嫌いで離れているわけでもなく、ただ食べたり触れたりする機会がないだけ。みんな「美味しい、美味しい!」と完食してくれました。ある男の子は「家でもまた手開きしたい!」と、うちの実家の食料品店で帰りにさっそくイワシを買いに行ってもくれました。
 今回のワークショップは、手開きの仕方を教えるというだけのものではなく、人との交流の場ともなりました。今回参加くださった方それぞれがますます魚に親しみ、「私でも手開き出来る!」という自信をもってもらえたのなら、これほど嬉しいことはありません。
 これからも、生活に役立ち、手作りを楽しめるワークショップを続けていきたいと
思っています。

写真
鍋にいっぱいできた つみれ汁


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