リサさんとごみ処分場、コンポスト作りを見学して
山上公実
2014年6月、インドの会員モーラさんの紹介で、環境問題を学ぶ大学生のリサさん(Lisa Bjerke)が京都のJEE事務所を訪れました。スウェーデン出身アメリカ在住のリサさんは、この一年世界を回り、その国の環境問題、廃棄物などを調査するということで日本に一時滞在されたのですが、聡明でとても快活な学生さんでした。
JEEとご縁のある方達や会員が、リサさんを街中の買い物や祇園祭、里山などいろいろ案内されましたが、細木さんと私は、彼女をごみ焼却場「北部クリーンセンター」、最終埋め立て場「エコランド音羽の杜」にご案内し、それぞれの施設見学をさせていただきました。北部クリーンセンターでは、膨大な量のゴミが分別、焼却される工程を直に見て、ゴミ減量の重要性を実感しました。「エコランド音羽の杜」では、焼却残灰が毎日大量に運び込まれ、このままではあと数十年で埋め立て地が満杯になってしまうそうですが、なんとかごみを減量させて、少なくとも50年はもたせたい、と所長さんはおっしゃいました。
また、生ごみをコンポストにしているという京都大原の地域にも足を運び、どのような装置を使ってコンポストが作られているかを見せていただきました。学校給食の残飯からコンポストを作り、それで野菜を育てているという小学校を訪ねた時には、リサさんは熱心に小学校でできたコンポストをさわったり、においをかいだりして出来栄えを確認しておられました。秋に日本を離れたリサさんですが、この旅で彼女はゴミ問題に対して何か改善策を見出せたでしょうか。彼女からの報告が楽しみです。
エコランド音羽の森
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コンポスト |
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