Japan Environmental Exchange

こどもワークショップ「まんがをかいてごみをへらそう」報告


 夏休みの8月9日の午後、京エコロジーセンターにて、京都市ごみ減量推進会議主催:「まんがをかいてごみをへらそう」のワークショップが行われた。J.E.E.もスタッフとしてボランティアの方を含めて3人が参加した。

 参加者は京都市中京区内の児童館の、1年生~3年生までのこどもたち34名だった。ハイムーン先生が「笑っている顔はどんなふうにかけばいい?」「走っているところは?」などと基本的なまんがの描き方をホワイトボードに一緒に描いて教えてくださった後、

 *自分の好きなことは何かな?
 *好きなことをしているときに、どんなごみが出るかな?
 *そのごみを出さないようにするにはどうすればいいかな? 

と、順を追って考え、長い巻物風の模造紙に絵を描いていった。

 こども達は6つの班に分かれたが、タテに3班ずつながーく座って描いた。スタッフとしては班ごとに話し合って一つの絵にしたいと考えていたが、話し合うということがなかなか難しく、結局は一人一人が思っていることを絵にした。

 サッカーが好きな子は、「ペットボトルを買わずに水筒を持っていく」と吹出しに書き、水筒が10個も並んでいる絵をかいた。泳ぐのが好きな子は、海で泳いでいる絵を描き、「うみにごみをすてないで」と吹出しに書くなど、それぞれによい絵がかけた。

 最後は壁面に貼られた絵の前での発表だったが、ハイムーン先生の「班ごとに発表したい人は手を挙げて」との言葉に3~4人は手を挙げたが、いざ発表となると声も小さく、せっかくよい絵がかけているのに残念だった。毎年のことながら、スタッフはファシリテーター(道先案内人)としてより工夫せねばならない点も多々あり、また、こどもたちの発表力をつけていくことにも力を注ぎたいと思わせられた。この日は京都では38℃を超える最高の暑さだったが、元気な子供たちと楽しい時間を過ごすことができた。

(まとめ:平山、細木)


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