Japan Environmental Exchange

「手づくりしよう!季節の和菓子」教室の報告

J.E.E. 平山恵美


 2月23日(土)、京エコロジーセンターで、和菓子教室を開きました。 JEEにとっては、初の取り組みですが、ハイムーン・エプロンをつけて奮闘しました!小学生を中心に、大人の方も含め、午前のクラスには22名、午後のクラスには18名が参加されました。

 今や子どもたちのおやつと言えば、チョコレート、クッキー、ポテトチップetc. 和菓子はめったに登場しないようです。そこで、家庭で簡単に、家族みんなで作れる和菓子を紹介しみてはどうかと思い、京土産としてよく知られている生八つ橋を選んでみました。

 今年のJEE エコ・カレンダー「しあわせ味のスローフード」のテーマにも繋がりますが、生八つ橋と言っても、市販されているようなものではなく、「地産地消」・「旬」の食材をキーワードに、JEE風生八つ橋を作ってみることにしました。

 粉と砂糖のみ、添加物一切なしの八つ橋生地で、甘さ控えめのあずきあんとほうれん草あん(ほうれん草をゆでた後、フードプロセッサーで細かくしほんの少し砂糖を入れる)を包み、好みの形を作ります。

 何分、和菓子教室を小さな子どもたちに開くのは初めてのことなので、準備中はうまくいくか不安もありました。 特に、子どもたちが麺棒で生地を薄く伸ばすことができるのかどうか心配でしたが、そんな心配をよそに、楽しい雰囲気の中、午前・午後、両クラスともたいへん上手に、それぞれ、個性的な「マイ 八つ橋」が出来上がりました。

 材料は、相棒の細木さんが、丹波産の大納言あずきを、ほうれん草は上京区の農家・佐伯さんの無農薬、露地ものを買い出しに行って下さいました。

 あずきとほうれん草のもつ自然のおいしさを味わってもらおうと、砂糖を控えて2種のあんを作りました。

 試食してみての子どもたちの感想は、自分で作った八つ橋の味は格別なようで、叉、どちらのあんも「おいしい!」と好評でした。 あまりほうれん草が好きでないお子さんもこのほうれん草あんは食べることができました。 (ちなみに、佐伯さんは京エコロジーセンター発行の5年生副読本にも掲載されている有機野菜を作っておられる農家の方です)

 今回の教室で、安全で、地産の旬の食材を使うことの大切さ、手作りすることの楽しさ、叉、和菓子のよさ(季節を愛しみ自然の恵みを頂く)を何かしら子どもたちに伝えることができたとしたら、何よりの喜びです。

 エコロジーセンターのスタッフの方々にもお手伝い頂き、たいへん感謝しております。末筆ながら、お礼を申し上げます。

八つ橋写真
できあがった生八つ橋


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