「ハイムーンまんが展 in モンゴル」の報告4月29日~5月1日の3日間「ハイムーン環境まんが展」「まんがワークショップ」などが、モンゴルの首都ウランバートル市・モンゴル日本文化センターにて行われた。東日本大震災の直後だったので、不安な気持ちのまま行ったが、盛況に無事に終えることができた。ウランバートルでは今後ごみの分別に取り組もうと熱心にしておられるので、何からの形で協力できたかと思われる。私たちが出会ったモンゴルの人たちはみな誠実で、静かな雰囲気の方々が多く、気持ちが通じ合うように感じた。現地はまだ雪の舞う冬であった。 1、ハイムーンまんが展ハイムーン氏の肉筆漫画17点と「GOMIC BEST COLLECTION」のCDから印刷された十数点を合わせて、にぎやかに飾られた。小学生からシニアの方まで大勢の方が見てくださり感想も寄せられた。 2、 ハイムーンまんがワークショップ幼稚園~高校生まで45名もの参加で部屋いっぱいに8グループに分かれて座った。「ごみを減らしましょう」というテーマの中で何を描くか話し合ったあと、人の顔とその人が言いたいことを“噴出し”に書く、という枠の中でクレヨンやマーカーで絵を描いた。ごみを捨てる人が増え地球が死にそうなので、地球脱出して新しく住むところをロケットに乗って探しに行く、という男の子グループの絵。人間がごみを捨てるので住む場所が無くなり動物同士が話し合っている、よい場面と悪い場面を描いた絵など、内容も深く面白い絵が発表された。モンゴルでも子供たちの発表は積極的で感心させられた。 3、「3Rクイズ」モンゴルでは「3R」という概念が普及し始めたばかりだが、1)Reduce, 2)Reuse, 3)Recycleの優先順位で廃棄物処理が行われるべきだと勉強。 4.「マイバッグをデザインしよう」ワークショップモンゴルではすでにレジ袋を有料化している。 5、「不用品から手作りグッズを」ブラウスやズボン、ネクタイ、ひもなど不要になったものから、ナベつかみやふろしき、エコバッグ、かごなどに変身。多くの人の関心を引き楽しく手作り。 6、お茶コーナーと漫画「お茶の時間」モンゴルでは日本文化への興味が高く、お茶コーナーも開いた。ハイムーン氏の海外での人気漫画「お茶の時間」をご本人に説明してもらった後、抹茶をたてて飲んでもらった。にがいかと心配していたが、子供たちは意外にも「おいしい!」と。
7、モンゴルの伝統衣装会場へはモンゴルの伝統的な衣装を着てこられた方も何人かあった。このような、シルク地に刺繍を施し、裏はキルティングで身体をあたたかく包む。胸のボタンにはその人の趣味が現れていて素晴しいものだ。 8、 ゲル3日間のイベントを終え、飛行機に乗る前にやっと山の方へ。広大な山裾には、ゲルが立ち並び観光客を乗せる馬や、羊、山羊がのんびりと小さな草を食べていた。 9、― 義援金のお礼 ―4月末のモンゴルでのイベント展示会場では、会場に並べたJEEの書籍やエコグッズなどを現地の方が買ってくださり、東日本大震災への義援金箱に入れてくださいました。 |