WWOOF -Alternativeな旅の方法
植月千砂(会員・アースガーデン主宰)
WWOOFとはWilling Workers on Organic Farms の略称。
有機栽培の農家や家庭菜園等をしているホスト宅に、一日6時間程度の手伝いをしながら滞在して、農業体験や技術習得、交流をするもの。ホストは宿泊場所と食事を提供し、
労働力を得ます。
WWOOFに参加するゲストをWWOOFer(ウーファー)と呼びます。(詳しくはWWOOF JapanのHP(http://www.wwoofjapan.com)を。
さて今回は、日本ではまだ数少ないWWOOFer受け入れ場所である、知人からの情報をお知らせします。
★ありんこ農苑
ありんこ農苑の森下雅子と申しますが、20年ほど東京で建築や造園(公園や河川の景観設計等、主に公共施設)の設計の仕事をしていました。10年程前にパーマカルチャーと出会い、オーストラリアでのデザインコースを受講。その後1999年から2000年にかけての1年間、ビル・モリソン氏の後継者である
ジェフ・ロートンが主催するパーマカルチャー・リサーチ・インスティチュート(タガリ農園)、シードセイバーズ、ニュージーランドのレインボー・バレー・ファーム(ジョー&トリッシュ・アレン主催)等に滞在しました。
帰国後、2002年に三重県志摩市磯部町に2700坪の土地(主に山林)を購入し、土地のデザインと施工、 畑造りを始め現在に至っています。敷地が割と広いので、野菜畑のほかに肥料作物や果樹園も取り込んだ、パーマカルチャーサイトを作っていければと思っています。
近くの家は樹に隠され、広がる眺めは田んぼと鎮守の森、山、そして広い空。近鉄線・志摩磯辺駅(テーマパークの志摩スペイン村の最寄駅、特急停車)から徒歩20分なのに田舎ムード満点。長年耕作放棄されて竹林になっていた斜面地なので、竹を伐り、道路をつけ、段々畑を作りました。不耕起・無農薬・草生栽培を基本にやっています。まだまだ、堆肥作り、有機物マルチ、緑肥の栽培と土作りに励む日々ですが、2003年に5キロ収穫したナタネが1.5リットルの自家製ナタネ油になりました。今年(2005年)も作付けしたので、春の花のシーズンと収穫が楽しみです。夏野菜はほぼ自給、シイタケ栽培や当地の名物の干し芋作りにも挑戦しています。果樹も少しづつ植えはじめました。
自宅の建設も芝屋根・太陽光発電・風車・土壌浄化・コンポストトイレ、とエコハウスの夢を広げています。
パーマカルチャーに興味のある方、土に触れてみたい方、いらしてください。
常時WWOOFerさん募集中です!2泊からでお願いします。仕事の内容は、冬場は家事や畑の土作りが中心ですが、春からは農作業一般のお手伝いをお願いしたいと思います。
(連絡:TEL/FAX 0599-55-3693 Email/ antmori@aol.com 森下雅子)
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